大垣市の外壁塗装・屋根塗装はプロタイムズ揖斐大垣店にお任せ | 失敗しない外壁塗装!プロが伝授する色選び9つの秘訣
2024年06月20日(木)
スタッフブログをご覧いただきありがとうございます!
どーも。揖斐郡池田町の塗装会社、
車の移動中や散歩中に「お!素敵な家だな~」と思ったことが一度や二度はありませんか?僕は職業柄か色々な家を見ているので「お!」と思うことが頻繁にあります。そんなときは、「この家にはおしゃれで素敵な家族が幸せそうに暮らしてるんだろうな~」と妄想しています(笑)
その逆でショッキングな配色(ピンクとか紫)の家や、北面が苔まるけでミドリ~な家を見ると「なんかキャラが強そうな人(癖が強い人💦)が出てきそうだな」「生活に余裕がなさそうだな…..」と勝手に想像しています(妄想族なので….)
このように家の外観でけっこう勝手なイメージが出来上がったりしています。人は見た目が9割と言いますが家も見た目が9割ということですね。
さて、みなさんは外壁塗装や屋根塗装を行う際に一番大切にしていることは何でしょうか?実は多くの方が一番悩まれるのは「色選び」です。冒頭の話、家の外観が住んでいる人の印象を決めてしまう以上、ここは真剣に悩むポイントですよね。
ましてや外壁塗装や屋根塗装は何万円ではなく何百万円の工事ですから精神的にもお財布的にも掛かるプレッシャーは半端じゃありません。しかも今の塗料は進化してますから今回塗ったら次は20年後、30年後の塗り替えです。失敗したら取り換えし付きません!次に塗り替える頃にはほとんどの人がおじいちゃんおばあちゃんになってますよね。
だから色選びというのは家族会議を何回も開催してとっても気合い入れてやらないといけないんですよ。
「そんなことわかっとるわい!専門家なら役に立つこと言わんかい!」
とお叱りの声が聞こえてきました……
ではリクエストに応えて25年外壁塗装、屋根塗装に携わってきた私からアドバイスいたしましょう!
1.外壁の色選びは押さえるポイントがあります
まずは心構えと言いますか、色選びに入る前に大切な事が何か教えましょう。
じつはそもそも塗り替えの際に色選びに使える時間って2週間くらいしか無いのですよ。契約して工期の確認して足場の組立まで約2週間。
そのタイミングには材料を注文しておきたいので打ち合わせがバタバタしちゃうんですよね。(もっとゆっくり打ち合わせ期間を取ればいいがね、って言われそうだけど意外に塗装にいい季節って短いいから早く施工に取り掛かりたいのです)
ちなみに塗装屋さんによっては色見本が小ちゃいのしか持ってこない業者があるらしい
↑↑
こんなやつ
ひとつの色が3センチ四方くらいの大きさかな。これで色を決めるとまぁ大体失敗します。なんかイメージより明るいとか暗いとか。
なので家族全員納得の大満足の外観にするためには色選びの前にいくつかのポイントを押さえて欲しい。第2章でそのポイントを教えちゃいます。
2.失敗はできない!押さえておくべき外壁塗装の色選びのポイント
【ポイント①】色を選ぶシチュエーションに気をつけろ!
じつは色の見え方には面積効果だけではなくあと2つ原因があるのだ。
それは「光源色の差」「反射率」という2つの作用
この写真を見てください
違い分かりましたか?
この写真は一般蛍光灯と高演色蛍光灯(料理とかおいしく見える)の光源の差で見え方を実験しています。
色って対象物(見てるもの)に光が当たって反射した光を「色」として認識してるんですって。
なので部屋の中と屋外で見る色は当然違う。屋外でも朝、昼、晩で全然違う。(太陽さん次第ですね)
晴れてる日は明るく見えるし、夕方は赤味を帯びてみえますね。
まとめ
♠色を見る時は蛍光灯の下だけではなく屋外でも確認をしましょう
♠晴れの日、曇りの日、夕方など様々なシチュエーションで確認しましょう
【ポイント②】色は面積によって見え方が変わる!
上記の二つのピンクの四角を見比べてください。なんだか色が違って見えませんか?え?一緒に見える?そんなはずは。
ほとんどの方は「大きい方」が濃くて鮮やかに見えるはず。(見えない人は超人です)これ実際は同じ色が使われているんですよ。これを面積効果というそうで、色の特性なんだって。
基本的に面積が大きいほど明るい色はより鮮やかに、暗い色はより暗く感じるそう。
これを知らずに色を選んでしまうと「なんか思ったより派手やん..」とか「お前んちなんでピンクなん?」と言われかねません。
これを解決するポイントは
♠出来るだけ大きい塗板見本を業者に取り寄せてもらったり、図面上でカラーシュミレーションを作りましょう。(さっき話した小ちゃい色見本しか持ってこない業者はコワいですね~)
♠面積効果を先読みして1トーン薄い色を選ぶのもアリかも。
【ポイント③】色の艶による差に気をつける!
たまに見ません?テッカテカに光ってる家。安っぽく見えますよね(あのテッカテカが良いんじゃ!って人ごめんなさい。)
↑↑
左:艶有 右:艶なし (誰が見てもわかるかな…)
こんな失敗は塗料の「艶(ツヤ)」よるものです。ポイント①では色の見え方が「反射光」に大きく影響されることを話したけど塗料の「艶」は反射光に大きな影響を及ぼすのです。
一般的に外壁に使用する塗料には「艶有」「3分艶」「艶なし」など様々な種類があるんですよ。
よく艶のない色を「マット」と表現しますよね。紙もマット紙ってありますよね。
艶を消すためには表面に微細な凸凹をつけて反射光を拡散させて光を落ち着かせています。特に若い方には光沢のないマットな仕上がりが好まれていますよ。
まとめ
♠塗料を選ぶ際には艶の有無を確認する
想像やイメージで判断するのはほぼ不可能です。必ず大きめの塗板見本を見て艶の質感を確かめてくださいね。
【ポイント④】汚れが付きやすい色に気をつけろ!
どんなに高価な塗料を選んでも、外壁は絶対にいずれ汚れます。また立地条件によっては思ったより早く汚れが付いたり苔が生えたりします。
しかも塗料のグレードや色によっては塗り替えたことで「前よりも汚れが目立つやん!」なんてことも。
そう、「色には汚れが目立ちやすい色」と「汚れが目立ちにくい色」があります。
【汚れが目立ちやすい色】
- ホワイト
- 黒色
- 白や黒に近い色
【汚れが目立たない色】
- グレー
- ベージュ系
- 薄いブラウン系
なんでこんなランキングになるのか?それは外壁を汚す多くのものが【中間色】だからです。中間色とは純色に灰色を混ぜた色のこと。土やほこりですね。これに近い色は汚れが目立ちにくいということです。
色とは関係ないですが、雨の力で汚れお落とすセルフクリーニングの機能を有する塗料もあるので白系の色が良い!って人は要注目です!
汚れが気になる人は色と併せて塗料にもこだわりましょう!
まとめ
♠外壁につく汚れの多くは【中間色】
♠中間色から遠い色の白や黒は汚れが目立ちやすい
【ポイント⑤】退色しやすい色がある
分譲地のご近所さんの中に同じ時期に建てたのにやたらと古ぼけた家ってありませんか?
「あ~。変な業者に騙されて安い塗料で塗られたんだな。かわいそうに。」と哀れみを受けるコト間違いありませんね。もちろんその可能性もありますが、色選びに問題があることも。
皆さんはなぜ「色褪せ」が起こると思いますか?一体なにが原因なのでしょう?
そうです。それは「紫外線」です。街中に貼られているポスターも色あせてますよね!
ちなみに色には退色しやすいものとそうでないものがあるんですよ。皆さんはどの色が色あせが早いと思います?
【色褪せしやすい色】
- 赤色
- 黄色
- 紫色
これらの色は原色に近づくほど色褪せを起こしやすくなり、顔料を多く含む鮮やかな色は特に気をつけて選んだ方が良いでしょう
【色褪せしにくい色】
- 白色
- 黒色
- 青色
↑↑
一番左が白なんだけど枠が無いから見えなくなっちゃった
白色の顔料は酸化チタンという無機顔料なので紫外線の影響を最も受けにくい色です。
黒色の顔料はカーボンブラックなどから生成されておりストロングな炭素結合のためこちらも紫外線の影響が受けにくいと言えます
意外なのは青色。個人的には退色が早そうなイメージですが、元素の結びつきが強く退色しにくいようです。
【まとめ】
色褪せしやすい色は出来るだけ紫外線の当たらない面に使用しましょう。
【ポイント⑥】配色調和と配色構成に気をつけろ
一階は青で二階は緑とか、壁は赤色で屋根は青とか、変な配色の家ってたまにありますよね。(工務店さんの下請け仕事でたまに施工します。なんじゃこりゃ!って色の家。)
「外壁は奥さんで屋根は旦那が選ぶから」なんて色選びをするとちぐはぐな色の家が出来上がります。
失敗を防ぐには自宅の形状から考えて外壁と屋根がどれくらいのバランスで見えているのかとか、1階と2階のバランスとか、全体的にどんなイメージにしたいのかを考えましょう。
【配色調色】とは簡単な言葉にすると【色の組み合わせ】ということです。
色味を合わせてまとまる配色にしたり、対比をバランスよく配置して際立たせたりとその組み合わせは様々で、それによりお家のイメージも大きく変わります
【配色構成】とは使う色を決めた後にその構成比を決める事です
おもにベースカラー、アソートカラー、アクセントカラーの3種類で構成されています(色は大体3色までに抑えたほうが綺麗にまとまります。)
ベースカラー:外壁(全体の約70%)・・全体のイメージを決定
アソートカラー:屋根や塗り分ける時の外壁(全体の25%)・・・安定させる
アクセントカラー:車庫の色やテラス、ドアの色(全体の5%)変化をつける役割
【まとめ】
♠部位別に考えずに全体的なコンセプトを考える
♠統一と変化のバランスを考えて配色を決める
【ポイント⑦】街並みや風情にマッチした色選びを
京都や髙山に行くとコンビニや吉野家の看板がいつもと違いますよね?落ち着いたデザインで街並みに調和しています。
「お!お店の店長さん気が利くね~」なんて思いますが、ほとんどは自治体で定められた「景観法」によって使える色が決められているんです。
実際にあなたの自宅がこの規制の対象になることはほとんどないでしょう。ただし参考にはなる話です。
もし京都の古い街並みにローソンの青い看板や、サーティーワンのピンクの看板がド~ンってあったらちょっと嫌ですよね。(田舎もんの僕としてはフランチャイズのお店が近所にあるのはありがたいですが)
これと一緒であなたの家が街並みや分譲地の雰囲気とかけ離れた外観だとめっちゃ浮きます。
「なんだか協調性の無い人だな~」「趣味わる~」とか陰口を言われるかもしれません。
周りの環境に合わせながら個性を出していくのも大人のたしなみってとこですかね。
【まとめ】
♠家を選ぶ際は、街並みや風情に馴染むかどうか考える
♠真っ赤やショッキングピンクなど激しい色は注意しましょう
【ポイント⑧】新築時のデザインを残す塗装の方法もあります!
最近のサイディング(外壁材の一種)は石や木やタイルなどかなりリアルで多種多様なデザインがあります。
そのようなリアルなサイディングは、ほとんどが多彩模様でたくさんの色を使用しています。せっかくリアルな仕上がりなのに塗装をすると1色に塗りつぶされてしまって雰囲気が変わってしまいますよね。
「新築時のデザインが好きだから残しておきたい!」と思っている人はかなり多いです。
だったら今のデザインをそのまま残しましょう。
それを可能にするのが「クリアー工法」と呼ばれるものです。その名の通り今の外壁に透明な塗料を塗って外壁を保護する工法です
図工の授業で木の上にニスを塗ったことありますよね?イメージはあんな感じです。
じつはクリアー塗料には色の元となる顔料などの有機物が入っていないので耐久性が高いものが多いです。
ただし、この「クリアー工法は」どんなサイディングにも使えるわけではありません。
一番の注意点は「劣化が激しい外壁には使用不可」ということです。
詳しくは専門業者に現場調査で見てもらう必要がありますが簡単に言うと「チョーキング」と言われる手で触った時に粉がつく現象があるかないかで判断します。もし手に粉がついたらチョーキングを起こしていますのでクリアー塗装は諦めたほうがいいでしょう。(無理やり施工すると剥がれるリスクがあります)
【まとめ】
♠外壁は塗り替えだけではなく、デザインそのままの「クリアー工法」がある
♠既存の外壁が傷んでいると施工できないので早め(築10年くらい)に専門業者に相談する
【ポイント⑨】カラーシュミレーションなど資料を印刷する機会による色味の違いがある
色見本だけでは決められない!という方はカラーシュミレーションを使うのも手です。
業者によっては対応不可の所もあるので見積の段階で対応可能かかくにんしましょう。業者が対応出着ない場合は自分でサイトからチャレンジしましょう
ところがあまりシュミレーションを信じすぎるのも考え物です。「なんだかシュミレーションと実物が違う」とクレームを言っちゃう人がいるようです
なぜシュミレーションしたのに上手くいかないの?と思うかもしれませんが、理由は簡単です。
印刷した場合はプリンター、インクの種類、紙質によって色の出方が違いますし、パソコンなら画面の性質で色の出方が違います(家族で違う携帯持ってたら見比べたら一目瞭然ですね)
カラーシュミレーションはあくまでも全体の「イメージを掴むため」に使うツールですから、実際の色は必ず実際の色サンプルを見ながら決めましょう
【まとめ】
♠カラーシュミレーションは「イメージを掴むため」に使う
♠イメージが固まったら色見本や塗板見本などで色を決定する
3.【補足】迷ったときは施工事例を参考にしよう!
ここまで読んでみなさんはどう感じましたか?「色選びってたくさんの要素があって難しそう」「結局どうやって決めればいいんだ」と思った人も多そうですね。
そんな時は実際に外壁塗装や屋根塗装をした施工事例を見て自宅に似ている形状や好きな配色がされている家を見つけて参考にしましょう!
まとめ
外壁塗装の色選びは考慮するポイントがたくさんあることが分かりましたね。
実際に外壁塗装・屋根塗装の色を選ぶときは上記9つのポイントを参考にして後悔の無いようにじっくりご家族と話し合って決めてくださいね。
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